2006年04月14日

徹夜明け

今週は緊急の調査が入り、2回も徹夜になってしまった。
月〜火は客先泊で、何が問題かを定義するのに徹夜。
木〜金は自社泊で、問題の原因を探るのに徹夜。

問題を定義するのって難しいなと思った。
いろいろな人に聞いてもバラバラのことを言うから。
客は早く問題を解決して欲しいと言うけれど、
何が問題なのか、どうなれば良いのかが明確でない。
いつまでに解決するのかスケジュールを示してくれと言うが、
問題が分からないことには、調査方針も立たない。
というわけで週の半分ぐらいは、問題の認識に費やしてしまった。

その後やっと調査に入ったわけで、それからはわりと速かった。
俺は推理小説やサスペンスなどの人間関係が絡む問題は苦手だが、
コンピュータの表面的な現象から内部的な仕様はこうなっているに
違いないという仮説を立てるのは、かなり得意である。
そして、仮説を検証するための実験をするのだ。

実験の準備や実施にはかなり手間がかかる。
現象を捉えるためのツールがないことが多いので、
手作業でやるか、即席のツールを作ったりする。

そして、実験をして、結果が予測どおりであれば、
仮説が正しいということになるが、違っていれば、
仮説を修正して、再度実験をする。この繰り返し。
よって、すごく時間がかかる。

要領のいい人はこんなことはしない。
人が実験した結果をもらい、カット&ペーストで資料を作成し、
さも自分でやったかのように、客に報告する。
まあ、いいさ。

気付いたら朝になっていて、早い人は出社してきている。
「ひょっとして泊り?お前もよくやるなぁ。程々にな。」と言われる。

この時点で問題の原因の特定できていれば、内心得意になっているが。
そうでないときは、何だが徹夜しただけ馬鹿みないな気持ちにはなる。

今日は前者のパターンだったので、すごくうれしかった。
徹夜はしたけど、誰も分からなかった問題を1人で解決した。
対策まで考えて、それで再度実験し、うまく行くことを確認。
あとは何度も試験をして問題無いことを確認するだけなので、
それは若い人に任せて、俺は早く帰ることにした。

しかし、帰り道は眠い。疲れた。電車に乗るのはしんどい。
向かって歩いてくる女性が、みな綺麗な人に見える。つい振り返った。
何故だ?俺の目は結構厳しいはずなのに。。。

とりあえず本屋に寄るが、頭が疲れていて、立ち読みできない。

「富士そば」で得盛ざるそばを食べる。徹夜明けのそばはうまい。

しかし、眠い。やっぱり電車で帰るのは無理だ。
地下鉄の深い階段を下りられそうもない。

というわけで昼間なのにタクシーに乗ってしまった。
いいのだ。今日の俺は英雄なのだ。
それに昼間は割増じゃないから。

タクシーの中で爆睡。いつの間に家に到着。
メーター料金は事前の予想とピタリと一致。
冴えているじゃん、俺。運転手も驚く。

一刻も早く布団で寝たい。
しかし、忘れていた。
今日の15時までに受けないといけないe-Learningを受けていなかった。
眠い目をこすって、会社に接続して、e-Learningの画面を開く。
頭が働かなくて、文章の意味が良く理解できないが、
何故か普段は働かない直感がよく働いて、
普通なら90分かかるコースを30分で終えた。
「あなたのペースは速すぎます。もう一度、前に戻り、
完全に理解するようにしましょう!」みたいなことを言われたが、
無視して、コース終了の画面へ。修了証を印刷。

やっと寝られる。


posted by しょぴ at 22:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何かハードボイルドな小説の様です。

>コンピュータの表面的な現象から内部的な仕様はこうなっているに
>違いないという仮説を立てるのは、かなり得意である。

これ、私も結構得意とするところです。
今までの経験から導き出す直感的なものと、論理的に仕組みを推測する。
ただ、それを確認する、忍耐力とスタミナが、今は足りない。

e-Learningなんてものがあるんですね。これはうらやましいなあ。どんな内容なんでしょう?
(しょぴさんのこの時の状況ではちょっときつかったでしょうけど)

ゆっくり休んでくださいね。あとあまり無理はなさらないで。
(人から見て「ほどほどに」と言われることも、楽しいからできるんだと思いますが)
Posted by まる at 2006年04月15日 08:39
☆まるさん
小説っぽく書くほうが、変に論理性にこだわるよりも、筆が進むことが判明したので、今後もこの路線で行こうかな(笑)。
そうそう、経験から導き出される直感てありますね。昔から実験経験だけは豊富なもんで。やりだすとのめり込むタイプで、人から「いい加減に帰れ」と言われるほどですので。あと基礎的な勉強が好きで、OSのマニュアルとかを電車の中で頭を抱えながら読みまくっていたのも、今になって役に立っていますね。最近の若いSEが効率主義からなのか、全然マニュアルを読まない、自分でやってみようとしないのを見ると、コルァ〜!!と言いたくなります(オヤジになってきたということか?)。
e-Learningは技術的なものじゃなくて、社員全員が毎年受けなくてはならない社員倫理的なものです。お客さんから金品を受け取ってはいけないとか。。。
Posted by しょぴ at 2006年04月17日 00:45
この路線もいいかも(^^)。読んでて面白いし。
基礎的な勉強ってとっても大事ですね。どういう風に動いてるか根っこから知ってるというのは重要。そういえば以前は、マニュアルしっかり読んだり、これはどうなるんだろう?とかいろいろ実験してた気がします。
そして根っこ(土台)の部分って、システムが変わってもあまり変わらないんですよね。
若いSEは無駄なことって考えちゃうのかな。若いうちにこういう経験は積んでおいた方がいいんだけどな(私もオヤジ的な考えですね)。
e-Learningは倫理的なものですか・・・。うちの会社じゃそういう教育は皆無だな。ある意味社員を信じてるのかも知れないですけど。
Posted by まる at 2006年04月20日 06:49
☆まるさん
そうそう、根っこは変わらない。フォンノイマン型コンピュータである限り、CPUが何だろうと、OSが何だろうと同じだと思ってます。
Posted by しょぴ at 2006年05月03日 21:38
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